今回は堺市で風呂釜洗浄の依頼がありました。
『粘度の高い入浴剤を使用して、数日後にお湯張りをすると黒いものが出てくる』とのことでした。
洗浄開始
・早速お湯張りをして現場を確認
確かに黒い汚れが多数出てきます。
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・まずは循環金具を取り外し洗浄
湯垢や黒い粒が付着しておりました。
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・続いて除菌作業
99%除菌。この状態でも黒い粒が出てきました。
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・さらに発泡型の洗剤で洗浄
またまた黒い粒が出てきました。
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・続いてマイクロバブル投入
すごい量の黒い汚れが出てきました。
浴槽につくと取れなくて潰してみると、砂のように崩れる。これは嫌な予感がします。
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最後に濯いでみて汚れを確認しましたが、まだ黒い粒が出てきました。
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念のため同じ作業を3回繰り返してみました。やはりそれでも黒い粒が出てきました。
嫌な予感は的中でした。これは配管の劣化の可能性が高いです。配管の補強として黒い塗料を使用しているようで、それが劣化で剥がれるそうです。
結果報告
お客様に現状を説明し、後日メーカーに見てもらうこととなりました。お客様から連絡が来たところやはり配管の劣化の可能性が高いようでした。このような状況になった場合は改善するには配管の取り替えが必要です。配管の取り替えにはお風呂の壁などをはがし取り替える必要があるため、かなり費用が発生してしまいます。とりあえずは黒い汚れが出てこなくなるようお湯張りを繰り返す必要があります。年に数回はこのような現場がありますね。少し前に粘度の高い入浴剤を使用しだしたときに出たようです。入浴剤ですぐにこのような現象が起こることは考えにくいので、入浴剤がきっかけになったのかと思います。配管の洗浄で解決できれば良いのですが、こういった場合はどうしようもないですね。