今回は東大阪市から風呂釜洗浄の依頼がありました。
『追い炊きのパワーが弱ってきて、電源が勝手に切れるようになってしまった。メーカーに来てもらったところ、配管の詰まりが原因かもと言われ依頼した。』とのことでした。
洗浄開始
・まずは循環金具を外し洗浄。
ここにはほとんど汚れの形跡はありませんでした。
・1つ目の洗剤を入れ、洗浄開始
こちらの洗剤でバイオフィルムを除去し、99%の除菌が完了します。
・2つ目の洗剤を投入
配管の中に直接流し込み発泡させ、汚れを剥がしていきます。
洗剤を投入した時点で、汚れが浮いてきました。
・最後にマイクロバブルを投入
緑色の汚れや黒ずんだ汚れが出てきました。
配管の劣化によりサビや樹脂のカスが大量に出ている印象でした。
こちらの行程を5回繰り返すことによって、汚れの浮き物が目立たなくなりました。
洗浄途中から、37度から48度までの追い炊きが10分以内でできるようになり、追い焚きの能力がかなり戻ったかと思います。
結果報告
こちらのお宅は約20年間で初めての追い炊き配管の掃除でしたので、かなり汚れが溜まっていました。
最近は配管の進化により浴室と給湯器の距離を長く取れるようになったため、配管が長くなり、汚れが大量についてる現場が増えています。
今回の現場のように、追い炊きが途中で止まってしまうなどのトラブルがよくあります。
追い炊きをすると、ドブのような匂いがしていたようです。
汚れが配管内の劣化の原因に・・
追い炊きの際にお湯が濁る匂いがする、とろみが出るなど、違和感がある場合は早めの業者への依頼がお勧めです。
汚れを放置すると、配管内の劣化が急速に進み、早い段階での配管取り替えの大規模工事となってしまう恐れもあります。
健康を重視する場合は3年に1回、設備を守るためには6年に1回、業者に依頼することがお勧めです!